2018/10/2~4
ここの所、週末のたびに秋雨やら台風やらで計画が流れてばかり・・・。
10月にも入り、高山はいつ雪が降ってもおかしくない時期になってしまうので、
これはもうなりふり構っていられるか!ということで、ムリヤリ実行しました(笑)
今年最後のテント泊山行になるでしょう。
相変わらずのダイジェスト版でどうぞ<(_ _)>
前日までの台風の影響が心配でしたが、特に何の問題もないようなので
予定通り実行へ。
新穂高センターには前夜入り。
流石に無料駐車場に停められましたが、それでも半分は埋まってました。
夜が明ける前に何と雨がパラパラと・・・。
勘弁してくれ~と思いつつ時間まで再び仮眠。
起きた時には何とか止んでくれていました。
今日は工程が長いので夜が明け切る前に出発。
他にも歩き出している人達もチラホラ。
とりあえず笠新道に取り付くまでの林道はウォーミングアップも兼ねてゆっくり。
稜線は雲がかかっているようですが、初日はまぁ仕方ないとタカをくくって
いざ取り付きます。
水場もあったので、ここで本日分の水を確保しました。
(結構チョロチョロしか出てないので、貯めるのに時間かかります)
笠新道の大変さは常々聞いているので、それ相応の覚悟を決めて登ります。
途中、台風21号の爪痕が残る場所が何ヶ所もありましたが、
小屋の方が早々に復旧作業に当たって下さってそうで、問題なく歩けました。
幸い台風24号による被害はなかったように見受けられました。
少し登ると木々の切れ間焼岳が見えました。がすぐに雲の中へ・・・。
1700mの看板を越えると穂高方面もひらけてきますが、こちらも雲の中・・・。
登山道の周りの木々も色付いた物が段々と増えて来ました。
杓子平までの中間点を通過。
ここを過ぎると高い木が段々減って来ます。
山腹の木々が良い感じに色付いてますね~。
突然目の前がブワっとひらけたな~と思ったら杓子平に到着。
ここまで4時間。いや~疲れますな(-_-;)
美しいカール地形。
ですが稜線はやっぱり雲の中・・・。
でも頑張って登って稜線まで来たら青空が~。
と思ったらガスが抜けたりかかったりの繰り返し。
まぁ全く見えないよりかはいいか~。
ん?鳴き声が聞こえるな・・・すると突然ハイマツの中からニョキっと(笑)
あっという間にどっか行っちゃいました。
細かいアップダウンが多いなぁと思いながら進んでいたら、ガスが切れて
笠ヶ岳が見えてきた~!あともうちょっとだ!
およそ8時間で到着。いや~何とか歩き切れた・・・。
おかげでテン場は一番乗り。受付済ませてテント設営します。
料金は800円(水・トイレ代込)
水は無料で分けてもらえます。自分は担いで登ったので使用していません。
(写真右手前の方に蛇口あり。雨水なので枯れる事もある)
トイレは宿泊者と同じトイレを使えます。
(写真左奥にある扉。外から入れます)
ただしテン場から山荘までは10分弱登らなければならないので、
なるべく用事は一緒に済ませられるように考えた方がいいです。
夕方になってガスは取れてきましたが、スッキリ晴れとはならなかったので
山頂は翌朝に持ち越します。
しばらく休んでまったりしていたら、雲の中から槍がお目見え。
人もそこまで多くないので景色見ながらボケーっと過ごします。
トイレを済ませて外に出たら何やら人々が山荘裏手に向かっています。
行ってみたらちょうど陽が沈んだ所でした。
このあとは夕食を食べてしばらくのんびりしてから就寝。
夜中目が覚めて外を見てみると雲も完全に取れて星空が広がっていました。
翌朝、夜明け前に山頂へ。
ちょうど大キレットの所からご来光。
富士山はチラリズムで。
乗鞍に御嶽。
のんびりしていたら撤収が最後になってしまいました(笑)
翌日の天気が微妙なので、このまま下山するかもう1泊しようか迷っていたのですが、とりあえず弓折乗越まで行ってから考えることにしました。
昨日とは打って変わって穏やかないい天気。
こちらの山腹の紅葉もいい感じで色付いてます。
ようやくちゃんと見られた笠ヶ岳の全容。
端正な形してますね~。
昨日はスルーした抜戸岳。槍穂の展望台ですね(^_^)
山頂までの道程がわかりにくいとは聞いていましたが、確かにその通りでした。
縦走路に復帰するのもなかなか面倒でしたよ~(笑)
笠ヶ岳の右奥に白山も良く見えていました。
北側には黒部五郎に薬師、双六、鷲羽までよく見渡せます。
しばし気持ちのいい稜線歩きの後、秩父岩経由して秩父平へ一気に下ります。
で、登り返し。
弓折岳まではアップダウンがいくつも続きます。
平坦になって指導票のある所から少し進むと弓折岳山頂。
中央左のハイマツに囲まれた所が山頂です。
弓折岳から少し下れば弓折乗越です。
さてここで明日のお天気チェック。朝の予報よりも好転しているようなので、
せっかくだから双六方面まで足を延ばすことにしました。
遠く感じますが、そんなにアップダウンがないので意外と近かった気がしました。
双六小屋到着。
こちらのテン場代は1000円。水・トイレ代込でした。
初めて受付票書かなかったですが、ここはずっとそうなんでしょうかね?
山頂はまた翌朝でいいや~とまたもやのんびりと過ごしました。
で翌朝。いきなり双六岳山頂まで飛びます(笑)
雲が多かったのでちゃんとしたご来光とはならずでしたが、予想以上に周りの山々が見渡せたので満足。ずっと見たかった槍へと続く稜線も歩けたのでよかった~。
名残惜しいですが撤収します。
テン場はこんな感じでガラガラでした(笑)
弓折乗越から一気に鏡平山荘まで。
山荘の周りは紅葉がちょうど見頃のようですね。
でも山荘はそのままスルーして(笑)
鏡池にて逆さ槍穂にチャレンジ・・・。
荷物背負ったまんまだったのでこれくらいで限界。
また次回青空の時にでも。
さて、ここからがまだまだ長いですが、頑張って下ります。
シシウドヶ原から下は紅葉がちょうど見頃でした。
長い林道歩きは割愛!(笑)
無事に新穂高センターまで戻って来ました!
当初は今年の山行予定に入っていなかった笠ヶ岳でしたが、色々考えていたら
突然登ってみたくなってしまい・・・急遽実行に移してしまいました(笑)
難しい天気が続く中、とても気持ちいい稜線歩きに紅葉まで堪能できたので
とても満足出来た山行となりました。
笠新道を登り切れたのもちょっと自信になりましたしね(笑)
今年のテント泊はこれにて終了~。
またもや来年に持ち越しの計画があるので、今度こそ実行出来るよう祈ろう・・・。