2016/11/20(日)
この日は、たまには奥秩父の山に行ってみようかと思い、
未踏の笠取山から唐松尾山、西御殿岩まで縦走してきました。
以前、同じ山域の飛龍山に登った時に気になっていた山々でもありました。
スタートは定番となる作場平口から。
朝6時前には続々と車が集まってきました。
6:40 作場平口
準備を済ませて出発です。この時点で6割ほど埋まってました。
別で登山口脇にも5台ほど停められるスペースあります。
トイレもしっかりありました。
バイオトイレだそうです。無料で使えるのはありがたいですね。
トイレの前が登山口になってます。
指導標が真新しく、よく整備されているのでしょうね。
しばらくは沢沿いを緩やかに登る道です。
この辺りはカラマツとヒノキの植林だそうです。
一休坂分岐に到着。
・・・あれ?急登とか書いてあるけど(^_^;)
まぁ急登(らしい)の右方面へ進みます。
落ち葉がサクサクと心地よい道が続きます。
一休坂分岐に着きました。
ここからが急登なのかな?
辺りの植生が変わって、自然林になったようです。
確かに大きいミズナラが何本もありました。
こういう説明板はいっぱい設置されていました。
これ結構大きかったです。幹の直径1mくらいありましたよ。
せせらぎの脇の道を登り上げて行くと、笠取小屋はもうすぐです。
・・・ん?急登はどこ行った?(笑)
7:45 笠取小屋
テントが6張ほど。宿泊している人もいるようで、賑わってました。
ここにも登山口にあったバイオトイレが設置されています。
小屋の先の分岐に向かうと・・・。
奥にシカがたくさんいて、夢中で食事してました。
餌付けしているのでしょうかね・・・?
しばらく木道歩きです。
表面が凍っていたので滑る滑る(笑)
周りの木々がなくなり、草原のようになってきました。
ところどころにあるコケに霧氷が。
キレイですね(^_^)
まずは小さな分水嶺。
ちょっとイメージわかないですが、ここから3方向に分かれているのですねぇ。
分水嶺を過ぎると、いよいよ笠取山への取り付き。
おお~、これはなかなかすごい登りだな~(+_+)
既に山頂には何人かいて、下りるのにかなり苦労されてました。
・・・この斜度に滑りやすい泥濘の道ですからねぇ。
8:25 笠取山(展望地)
いや~、なかなか疲れましたが(笑)到着です。山梨百名山の標識も真新しいです。
ちょうど誰もいなくなったタイミングでした。
まずは富士山どアップ。
南アルプスもよく見えましたよ~。
うっすら雪化粧してますね。
勝沼や甲府の街は雲海の下のようです。
時折強く吹く風が冷たかったですが、陽射しもあるのでちょうどいいくらいでした。
朝ご飯を食べて、東峰に向けて出発です。
大した距離ではありませんが、なかなかの岩々地帯を歩いて行きます。
8:50 笠取山
3人くらいで目一杯の狭い本当の山頂。
先行して何名かいましたが、皆さんここで引き返していました。
ここから先は、道が一気に山らしくなって来ました(笑)
シャクナゲのトンネルですね。
少し下って水干尾根分岐。
ちょっと距離ありそうだったので、水干には行かず、先に進みます。
基本的には尾根道なので緩やかですが、細かいアップダウンが要所にあります。
指導標は極端に減って、昔に取り付けたような物しかありません。
結構急な下り。
唐松尾山までピーク3つほどありますが、2044P以外は巻いています。
途中、展望地から。
中腹に少し雲が掛かってきましたね。
笠取山から約3km。
唐松尾山への最後の登りです。
10:20 唐松尾山
本日最高峰ですが、前情報通り展望もなく、山頂が狭いわけでもないですが
ひっそりとしています。
写真を撮ったらすぐに、最後のピーク西御殿岩へ向かいます。
一旦トラバース気味に下って分岐まで行きます。
そこから登り返すのですが・・・。
思ったより大変な登りでした。滑りやすいですし。
下りがイヤですね、分岐までピストンなので。
11:05 西御殿岩
急に周りの木々がなくなって、露岩帯の上が山頂でした。
そんなに広くもなく、平らではないので7,8人くらいが限界かな~と。
ここも前情報通り、素晴らしい眺望、360度パノラマです。
本日3度目の富士山。
雲が良い感じです。
浅間山も霞の向こうに見えています。
この日は、ひらさん長野隊とmomo隊御一行が歩かれていたようです~。
動画でパノラマをどうぞ~。
お昼ご飯にします。
でも朝より風が強くなって、陽も薄雲で覆われてきて陰ってきたので、
ジッとしていると寒いです。
まだゴールまで約10kmありますから、早々に出発します。
ここからが大変でした・・・。崩落地帯のオンパレード。
本来は手前から右奥の方に道が続いていたようですが・・・。
高巻きして回り道します。
3か所ほどこういう場所がありました。
12:05 山の神土(やまのかんど)分岐
ほとんどの人は将監峠方面へ向かい、牛王院平から七ツ石尾根を下るのですが、
そうすると車道歩きが長いので、自分は黒エンジュ方面へと向かいましたが・・・。
これがまた大変な事に・・・(-_-;)
基本的にはトラバース道で、緩やかな道が多いのですけど・・・。
今まで進んできた道を戻るような感じの道程のため、上部からの崩落が更に進んでいる場所が多数ありました。
花崗岩地質のため、風化が進んでもろくなっている所が多いのでしょうね。
その中でもひどかったのは2ヶ所。
まず1つ目。
崩落個所は完全に道が寸断されています。
現在の道は崩落している所をさかのぼって高巻きしているような状態です。
ちょっと躊躇しましたが、崩落しそうな気配がなかったので、急いで通過しました。
赤線がおおよその道筋です。
2つ目。
ここはスリル満点((+_+))
木道が破壊されていて、ちょっとした足の置き場しかない斜面を何とかトラバースして砂防ダムのたもとまで行きます。
この道よく通行止めにしてないもんだ・・・。
歩く人がほとんどいないのも、これで合点がいきました。
他にも多数ありましたが、特にキケンなのは上2ヶ所だと思います。
もし歩かれる場合は自己責任の上、十分注意して歩くようにして下さい。
将監峠方面から下山した方がはるかに安全だと思います。
すみません、枚数制限のため、ここからは割愛・・・。
もう危ないとか迷いそうな道もないので(^_^;)
13:30 黒エンジュ分岐
ここを真っ直ぐ進めば水干尾根の分岐に辿り着きます。
今回は左手の中島川口方面に下山。
ササ原の尾根道を緩やかーに下って行きます。
今までの道程に比べたら平和そのもの(笑)
14:15 中島川登山口
ここからは車道を歩いて駐車場まで戻ります。
道程は約1.8kmとなっていました。
14:35 作場平口
車道歩きなので思ったより早く到着。
既に閑散とし始めていました。
前々から登ってみたいと思っていて、なかなか訪れられなかった笠取山。
手軽なハイキングコースとして楽しめる山でした。笠取山までは(笑)
唐松尾山~西御殿岩までは人が極端に少なくなり、道も荒れ始めるので、
楽しむだけなら笠取山まででいいのかな~と思いました。
展望も十分堪能出来ますしね(^_^;)
今回のコースです。